
体重減少
体重減少
体重減少は、意図しない場合には体のどこかに問題がある可能性を示すサインです。原因はさまざまで、軽度のものから重大な疾患までが含まれます。放置せず、早めの診断と治療が大切です。

短期間で5%以上の体重が減少したり、食欲不振や全身の倦怠感が続く、発熱や下痢、咳が長期間続いている、血便、吐血、黄疸などの症状がある場合は、特に注意が必要です。
疾患ごとの主な症状
糖尿病
糖尿病では、血糖値が高い状態が続くことで体内のエネルギーの使われ方が乱れ、体重が減少することがあります。
・のどの渇き(多飲)、頻尿、疲れやすさ、視力低下など。
糖尿病の原因
・インスリン不足や作用低下により、糖が細胞に取り込まれず、筋肉や脂肪がエネルギーとして分解される。
・口渇や多尿による脱水状態も影響。
慢性肝炎
慢性肝炎では、肝臓の炎症が持続し、代謝機能が低下することで体重が減少することがあります。
・倦怠感、黄疸、腹部の膨満感など。
慢性肝炎の原因
・肝臓の代謝機能が低下し、栄養素が十分に活用できない。
・食欲不振や疲労感が影響。
十二指腸潰瘍
十二指腸潰瘍では、食後の痛みや不快感から食欲が低下し、体重が減少することがあります。
・上腹部の痛み、胸焼け、吐き気、黒い便(タール便)など。
十二指腸潰瘍の原因
・空腹時や食後に起こる腹痛や不快感により食事量が減る。
・栄養吸収が低下する場合も。
胃がん
胃がんは、消化器系のがんの中でも体重減少を引き起こす代表的な疾患です。
・胃の不快感や痛み、食欲不振、吐き気、吐血、黒い便(タール便)など。
胃がんの原因
・腫瘍が胃のスペースを圧迫し、食事量が減る。
・消化吸収が妨げられる。
・がん細胞による代謝の亢進(悪液質)が影響。
大腸がん
大腸がんは、腸管の腫瘍による消化や吸収の障害、食欲不振が原因で体重減少を引き起こします。
・血便や便秘と下痢の繰り返し、腹痛、全身の倦怠感。
大腸がんの原因
・腫瘍が腸管を狭くし、食物の通過が妨げられる。
・栄養吸収の低下や悪液質の影響。
受診について
体重減少は重大な病気のサインであることが多いため、原因を特定し、早期に適切な治療を受けることが重要です。「一般内科」をご受診ください。
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