意識障害

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意識障害

意識障害とは、正常な覚醒状態や意識が保てない状態を指します。自分自身の存在や周囲の状況を十分に認識できなくなったり、反応が鈍くなったり、完全に意識を失う状態など、程度に違いがあり、さまざまな原因で起こります。

意識障害が発生した場合、意識があるときは安全な場所に移動し、安静にします。改善しない場合は医療機関を受診してください。意識がない場合は速やかに救急車を呼びます。呼吸や心拍がない場合は、心肺蘇生を開始してください。

疾患ごとの主な症状

脳出血

脳の血管が破れて出血し、脳内に血液がたまる病気です。圧力が脳にかかることで意識障害を引き起こします。

・突然の強い頭痛
・意識がぼんやりする、もしくは失う
・片側の手足の麻痺やしびれ
・ろれつが回らない、言葉が出にくい
・嘔吐やけいれんを伴うこともあります

髄膜炎

脳や脊髄を包む髄膜が細菌やウイルスに感染して炎症を起こす病気です。重症化すると脳に影響を及ぼし、意識障害を引き起こします。

・高熱、激しい頭痛
・首の硬直(首が動かしづらい)
・意識がぼんやりする、混乱する
・嘔吐、けいれんを伴うことも

髄膜炎の注意点

髄膜炎は感染症であり、早期の診断と抗生物質治療が必要です。

脳炎

ウイルスなどが原因で脳そのものが炎症を起こす病気です。脳機能が直接損なわれるため、意識障害が現れます。

・高熱、頭痛
・意識混濁や昏睡状態
・けいれんや異常な行動(混乱、興奮)
・手足の麻痺や感覚障害

脳炎の注意点

重症化すると命に関わるため、早期治療が必要です。

脳機能障害

脳の働きが一時的または永続的に損なわれた状態です。外傷や腫瘍、代謝異常などさまざまな原因があります。

・意識が低下し、周囲の状況が認識できない
・言葉が出にくい、理解が困難になる
・運動機能や感覚に異常が現れる
・状況によって症状が進行する場合があります

脳機能障害の注意点

原因に応じた専門的な治療が必要です。

脳血管障害(脳梗塞・一過性脳虚血発作など)

脳の血管が詰まったり、血流が一時的に不足することで、脳の働きが低下する病気です。

・意識が低下または突然失う
・片側の手足の麻痺やしびれ
・言葉が出ない、理解できない(失語症)
・目のかすみや視野の欠損
・めまいやふらつき

脳血管障害(脳梗塞・一過性脳虚血発作など)の注意点

・脳梗塞は迅速な治療が回復の鍵となります。

受診について

意識障害があるときは、CT/MRI検査、血液検査、腰椎穿刺(髄液検査)、脳波検査などを行います。迅速な診断と適切な治療が、意識障害の改善や命を救う鍵となります。気になる症状があるときは、「一般内科」もしくは「神経内科外来」をご受診ください。


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