予防接種

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予防接種

当院では、流行病の予防や海外駐在時に必要な各種ワクチン接種に対応しています。
インフルエンザや肺炎球菌ワクチンをはじめ、日本脳炎や狂犬病など、海外渡航者向けのワクチン接種にも対応可能です。
すべて予約制となりますので、事前のご連絡をお願いします。

当院で対応可能なワクチン

当院で接種可能なワクチンは以下の通りです。

ワクチン 対象・特徴 接種スケジュール 有効期間
インフルエンザ 冬に流行するウイルス性の感染症。毎年の流行に備えて接種を推奨。 13歳以上は1年に1回接種。 約3ヶ月(流行ウイルスに一致した場合)
肺炎球菌 肺炎球菌による感染症を予防。特に高齢者や特定の疾患を有する方に推奨。 接種回数は1回ですが、免疫ができるまでに3~4週間程度かかるといわれています。 免疫獲得に3~4週間、持続期間は不定。
日本脳炎 東南アジアの農村部など流行地域に長期滞在する方が対象。重症化しやすく、後遺症や死亡率が高い疾患を予防します。 1~4週間間隔で2回、12ヶ月後に追加接種1回をおこない、基礎免疫完了となります。 4年
狂犬病 動物(犬、コウモリなど)との接触が予想される地域へ渡航する方や動物研究者、動物と直接接触する業務に従事する方が対象。 初回接種の1週間後に2回目接種、初回接種の3週間後か4週間後に3回目接種をおこないます。 約2年
A型肝炎 不衛生な環境での飲食により感染する疾患を予防。途上国への長期滞在(1ヶ月以上)予定の方、特に60歳以下の方に推奨されます。 2~4週間で2回接種します。6〜12ヶ月目にもう1回接種すると効果が5年間続くとされています。 5〜10年
B型肝炎 血液・体液を介して感染する疾患を予防。血液や体液に接触する可能性がある業務や渡航先で医療行為を受ける可能性がある場合は必須。 4週間隔で2回接種し、さらに5〜6ヶ月後に1回接種します。 10年以上
破傷風 傷口から土壌中の破傷風菌が侵入し感染する疾患を予防。外傷の可能性がある方に必須のワクチン。 1回の接種で10年間有効な免疫がつくといわれています。 10年

注意事項

  • 予防接種には原則保険は適用されませんが、高齢者の方は自治体から助成を受けられる場合があります。
  • 小児ワクチンおよび子宮頸がんワクチンには対応しておりません。
  • ワクチン接種後、軽微な副反応(腫れ、痛みなど)が起こる場合がありますが、通常は数日で改善します。

ご予約方法

お電話にて予約制です。
インフルエンザワクチンの接種時期(10〜12月頃)は混雑が予想されるため、早めのご予約をおすすめします。待ち時間短縮のため、事前に予診票のご記入をお願いいたします。接種当日にご持参ください。

海外駐在員のためのワクチン接種について

海外駐在時には、滞在する地域や活動内容に応じて適切な予防接種を受けることが推奨されます。当院では、以下の感染症リスクに対応する予防接種を実施しております。

ワクチンの種類

種類 原理 具体的なワクチン
生ワクチン 毒性を弱めた病原体を生きたまま体内に接種。 ポリオ、BCG、麻疹、風疹、おたふくかぜ、黄熱病
不活化ワクチン 病原体をホルマリンなどで死滅させてから接種。 コレラ、狂犬病、日本脳炎、A型肝炎、B型肝炎
トキソイド 病原体そのものではなく、菌が産生する毒素を無毒化して接種。 ジフテリア、破傷風

注意事項

  • 安全性:現在のワクチンは非常に安全性が高く、副作用は軽微(接種部位の腫れや痛みが10%前後に発生、通常2~3日で改善)。
  • 効果の限界:ワクチンによる予防効果は100%ではないため、接種後も感染予防策を怠らないことが重要です。
    黄熱病・破傷風:100%近い予防効果。
    狂犬病:事前接種で咬傷後の処置が簡便に。

駐在する地域別の推奨ワクチン

A型肝炎 B型肝炎 狂犬病 日本脳炎 破傷風 腸チフス
中国・韓国
東南アジア
中南米・中近東
北米・豪州・欧州 接種なし

腸チフス:汚染された食べ物や飲み水を通じて感染する細菌性疾患を予防。衛生環境が悪い地域への渡航前に接種。

黄熱病:アフリカや中南米の黄熱病流行地域に渡航する方に必須。感染症予防だけでなく、一部の国では入国時に接種証明書が求められます(イエローカード)。

海外渡航時に必要なワクチンには、複数回の接種が必要なものや一定期間を空けて接種するものもあります。そのため、渡航予定が決まったら、なるべく早く準備を始め、出発の3か月以上前から計画的に接種を進めましょう。


accessアクセス

日比谷川畑診療室
03-3502-5711

受付 : 08:30 ~ 19:00 *火・木は17:30 まで

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日比谷川畑診療室

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